映画『ネコを探して』

映画『ネコを探して』(公式サイト)
【評価】★★★★★
さまざまな有名ネコを題材に、ネコと人間の関わり方について描いたドキュメンタリー。
19世紀に自由の象徴としてもてはやされたネコ。時代の流れと共に、人間はネコとさまざまな関係を築いてきた。時には赤字路線の救世主「駅長」として、時には宿泊客と一晩泊まってくれる「お泊まりネコ」として、時には水俣病の被害者として、時には「カワイイ」「癒し」の対象(実は自分が持たない「自由」を体現する、羨望の対象)として、時には無責任に飼い始めたはいいものの最後には薬殺に追いやる犠牲者として。
ネコカフェでキャーキャー言ったり、ペット用衣装を着せて悦に入っている人間が出てきますが、あれほど無様で不愉快に映るとは思いませんでした。別にああいう関わり方を否定するつもりはないですが、嫌いですねボクは。やっぱりネコは遠くから見ていて、お互いに気が向いたときに仲良くするのが一番。ネコに限らず、人間のパートナーになる動物には最大限の尊厳を。