映画『森崎書店の日々』

映画『森崎書店の日々(公式サイト)
【評価】★★★★☆
手痛い失恋のショックを引きずる若い女性が、おじの経営する古書店を手伝い始めたことをきっかけに、生きる力を取り戻してゆく物語。個人的には、神田神保町には大変お世話になっているというのも見たかった理由のひとつ。
「あっけない」。見終わった直後の感想。次に浮かんだのは「勿体ない」という言葉。古書店を取り巻く人々の描写も物足りないし、彼らと貴子の関わりも薄い。心理描写が中途半端な印象を受けました。カメラワークや配役、設定などは良いのに、淡泊に過ぎる。納得がいかない。あまりに淡泊すぎて、元彼のところに乗り込んでいく場面であまりに元彼が堂々と自分に非はないと言うモンだから、「全ては貴子の妄想」とかいうとんでもないどんでん返しでも待っているのか!?と思ったくらい。「それぐらいしないと、山場無いぞ」と。
返す返すも、勿体ない。