代表v.s.イングランド戦

週末は野暮用で札幌を空けておりました。
底は脱した感はありますが、いくつかの古くて新しい問題がまたぞろ顕在化してきました。

  • 先制したあとの戦い方・90分の使い方

グレン・ジョンソンがひとりで勝手にテンパってプレゼントしてくれた先制点。前半の早い時間帯に先制をすれば優位に試合を進めることができる……ハズなのですが、それは力がある程度拮抗している場合の話。後半開始早々圧力を強める相手に最終ラインが下がり、ゾーンを広げられた結果前から追えなくなって失点してしまいました。もう少しボールを動かして自分たちの時間帯を作るというのが理想ですが、そこまで要求するのはなかなかに酷です。
だから理想は「相手が圧力を強めてくる時間を短くする」、つまり前半を0-0で、後半に点を取りにいく、ということになり、従って「前半は守備的に」と言い出した監督の考えは間違っているとは言い切れないと思います。4-1-4-1(4-1-2-3)はそのためのフォーメーションなんでしょう。ただ、じゃあ均衡を保ち続ける力があるか、というとこれまた難しい。

  • 中盤の構成

で、その布陣です。図らずも、というか何というか、中村俊輔抜きのこのフォーメーションがそこそこ上手くいってしまいましたので、彼をどう使うかという問題がこれまで以上に難しくなってきたんじゃないでしょうか。私はスタートからは使わない方が良いかなと思います。

  • いくつかのポジションにおける「最終選考」

GK。次の試合ではもう一度楢崎を試すことになるんでしょうが、そこでも低調な出来であればさらに難しくなります。
FW。前半にファーディナンドがくれたチャンスに打ち上げちゃった岡崎。いつまで我慢するのか。森本は決して悪くはなかったと思います。次戦は、彼でないかも知れませんが、誰か別な選手が試されるんじゃないでしょうか。