福岡でお勉強−その4

ホテルをチェックアウト。地下鉄で西新へ向かいます。目的地は福岡市博物館
その前に近くにある「元寇防塁」へ。
モンゴルの来襲に備えて築かれた防塁跡は、博多市内にいくつかありますが、私が見に行ったのは西南学院大学のキャンパス内にあるもの。事前の下調べ不足で構内にあることを知らなかったので、辿り着くのに結構苦労しました。
場所は1号館の中。校舎新築に際して発掘・復元された防塁が、校舎に囲まれる様な形になっています。

写真で分かるように、海側に石塁(残っていたのは基底部のみ。上部は復元。)、陸側に土塁という二重構造になっていたようです。

エレベーターで一階に下りてそばまで行くことができます。入り口にはパンフもあります。
パンフを見ると実際にあった場所からは少し動かされているようで、この辺が実際にあった場所かなというところも歩いてみました。

さて、思いのほか手間取ったため開館時間を少し過ぎて福岡市博物館に到着。
常設展示のお目当てはもちろん金印(本物)。その他にも日宋貿易元寇関連の文物を見学。
特別展示は「吉村作治の新発見!エジプト展」。こちらもカイロ博物館の所蔵品が来ていて貴重なものが見られましたが、なにぶん素養がないもので…
全部見終わった頃には昼を回っていました。鴻臚館跡も行きたかったのですが、ここで時間切れ。金印のレプリカを「ネタ」*1として購入。

祇園まで戻って、朝、入ることのできなかった承天寺を見ました。枯山水が綺麗でした。

最後は博多駅の北にある「一蘭」でラーメン。この店は、とにかくラーメンに集中してもらうための工夫がされています。食券制だし、中のカウンターは一人ずつ板で仕切られていて、しかも目の前にのれんがあってカウンターの中にいる店員とは目が合わない、替え玉の時も札をセンサーの上に置くとチャルメラが鳴って店員が来るしくみになっていて自分から声を掛ける必要がない、などなど。「何もそこまでしなくても…」とは思いましたが、味はよかったです、確かに。
というわけで大満足の福岡行きでありました、行きそびれた所がある点も含めて。もう一度行く口実ができたというものだw

*1:笑いの、という意味ではなくて、野暮用に使うため。それを差し引いても高いなぁw