北東北メリーゴーラウンド③(前編)

今日こそ旅のメインイベントが登場します。鉄道に乗ることはメインではありませんから、残念。

  • 2007年03月25日(日)

花巻といえば宮沢賢治の故郷。昨年、何冊か読んだということもあり、宮沢賢治記念館には是非行ってみたいと思っていました。展示物もさることながら、賢治が過ごした場所を見てみたいと思ったからです。

花巻駅からバスで15分強。記念館前に到着です。が、ここからがキツイ。記念館は賢治がよく散策した胡四王山の上にあり、そこまでの坂がかなり急。行程の都合で荷物を預けることが出来なかったため、担いだまま「登坂」。かなり大変でした。

記念館の隣にはレストラン兼土産物屋「山猫軒」。食事はしませんでしたが中の土産物は粒ぞろいです。寄って損はありません。ちなみに本当に猫が住み着いています、たぶん。裏手へ走り去る姿をちらっと見ただけですが。

注文の多い料理店」がモチーフということで、入り口では「親方」の看板がお出迎え。クリームは耳にもよく塗らないとダメですよぉw

記念館です。麓の童話村などとの共通券があるので、時間を掛けて回る予定の人はそちらを買うと良いでしょう。私は二館共通券(550円)を購入。荷物の多い人は事務所に言えば預かってくれます(童話村も同じ)。中は当然ながら撮影・飲食禁止。

中は、賢治の生い立ちに関するパネルや、作品にしばしば登場する鉱石・星座・宗教観などのテーマごとの展示物によって構成されています。
作品を読めば分かることですが、いまさらながらにこの人のマルチな才能、広い視野には驚かされます。「学際的研究」というお題目が唱えられる昨今の状況を、彼ならどう見るでしょうか。