北東北メリーゴーラウンド②

今日はちゃんと本州に上陸して、旅をスタートさせます(笑

  • 2007年03月24日(土)〜25日(日)

列車は千歳、苫小牧と停車。この辺の駅からも乗ってくる客がおり、車内の混雑度はアップ。席を求めてうろうろする人、荷物の整理をする人がおり、なかなか寝付けず。ビールを飲んだせいもあるでしょうが、なにより寝る体勢が上手く作れない。今回、知り合いのすすめで首枕を持参したものの、なにぶん使い慣れていないせいかどうも上手くポジションが定まらない。隣の席に置いてあるバックパックに突っ伏して眠ってみても、寝返りが打てない苦しさからかすぐ目が覚める。旅の始まりということで気持ちが高ぶっていたからというのもあるかも。結局しっかり眠ったのは長万部〜函館と青函トンネルの中ぐらい。まぁそれでも上出来だと思います。

2:45、函館駅に停車中。機関車の付け替えが行われているようですが、私は鉄ではないので無視w


5:40、五分ほど遅れて青森駅に到着。

空はあいにくの曇り。予報では雨だったのですが、降っていなかったので少し安心。早朝だからか、空気が気持ちいい。
さて、ここからが旅の本番。今日は東北本線を南下、花巻に向かいます。まずはホームの立ち食いソバで腹ごしらえ。座りっぱなしで気をつけるべきはマメな水分補給。ということでお茶を買い込みます。トイレの心配はありません。ちんたらぽんたら走る鈍行には大体トイレが付いているw

6:10、八戸行きの鈍行が出発。時間も時間なので乗客は少ない。はまなすから乗り継ぎの人が何人かいます。列車はゆっくりと、雪解けが進んだ田圃の中を走ります。途中ちょっと居眠り。
8:16、八戸着。乗り換えの時間を利用して駅前のコンビニへ行くもグラタンフライは見あたらず断念。サンドイッチと小岩井コーヒーを購入して駅へ戻ります。
8:52、盛岡行きの列車が出発。八戸〜盛岡間は東北本線ではなくて三セクの「青い森鉄道」と「IGR岩手銀河鉄道」で結ばれています。

新幹線の影響でしょうか、三セク化は。こんな感じで、駅員の宿舎だったと思しき建物が封鎖されています。国鉄時代の名残でしょうか。
それでも地元の人には貴重な足となっているようで、日曜日ということもあってしばらくすると満員に。向かいには、おでかけでしょうね、とても仲の良い母子三人連れ。楽しそうです。そんな微笑ましい車内風景も眺めながら列車は盛岡駅へ10:56に到着。


今回の旅のテーマに「喰いまくり」というものを設定してみました。ま、暴飲暴食するわけにはいかないのでいくつかの候補からしぼり込んだものを必ず喰う、と決意して臨んだわけです。で、そのひとつ目が、やっぱり盛岡といえば「冷麺」。

ちょっと早い昼食に、駅前の「盛楼閣」で冷麺を食べました。味はいたってシンプル。麺も適度な歯ごたえで美味しくいただきました。辛さが七段階から選べ、私は「ちょい辛」をチョイス。ひそかにこんな感じで店員からツッコまれるのを期待していたものの、ココは本州、当然そんなことはなしw
もう一つ、「じゃじゃ麺」も食べたかったので、こちらはおみやげとして購入。本日、美味しく頂戴しました。できあがりはこちら。すりおろしにんにくを入れるのがミソ。

さて、おやつの南部せんせいせんべいも買って、12:11盛岡を出発。本日初のロングシート車両に揺られて12:48、ちょうど『宮沢賢治詩集』を読み終わったあたりで目的地の花巻に到着。

連続15時間近くの列車移動も今日のところは終了。ここから宮沢賢治記念館に向かいます。


今回も「メインイベント」すら迎えないまま明日へ続きます(苦笑