チャリティーマッチ・JPN2-1Jリーグ選抜

リーグ戦中断中、しかも被災地のクラブは練習もままならない。一方、代表はリーグ戦真っ最中あるいは終了直後ながら移動を経ての試合。双方コンディション不良で、ゲーム自体の質は望むべくもない中、各選手とてもよく頑張ったと思います。ゴールは三つとも素晴らしかったし、梁・関口・小笠原は重たい体を引きずって懸命にプレーしていました。カズはすごいね。
試合を見ながら、「これは本当に被災者に好意を持って受け止められているのか」などと考えてしまい、どうも集中できませんでした。ただ、せめて子供たち(被災者か否かを問わず)がこれを見て元気になってくれればな、と思います。

新年度間近

震災とその後の衝撃で、なかなか普段のリズムが取り戻せずにいます。
いま何が起こっているかを見て、これからどこに向かうのかを考えるのは職業柄必要なことですが、あまりに移入し過ぎて、自分自身のことに頭が回っていなかったようです。これではイカン、ということで、昨日から再び走り始めました。抽象的な意味ではなくて、文字通り。
夕方に30分のジョギングを行うことにしたのです。夏場は早朝にやっていて、今回もそうしようかと思ったのですが、諸々考えて夕方にしました。
4月半ばまでフットサルができないのでトレーニングしておく必要があること、体を動かすことで寝付きをよくすること、最近太り気味でベルトをしていないことに気づかないこともしばしばであること、などの理由がありますが、それに加えて「新年度に向けての体作り」というのもあります。
現在の野暮用は、4〜6月/9〜11月の三ヶ月ずつに仕事が集中しています。体を動かすというわけではないのですが、何せ立ちっぱなしなので、終盤には足腰をかなりやられてしまいます。ここ数年は疲れも取れなくなっているし。
これは基礎体力の低下によるものではないか、と考え、スポーツ選手のキャンプよろしく、今年は走り込みで鍛えておいて新年度に臨んでみよう、というわけです。どうかかえって疲れて逆効果ってことになりませんように。

興膳宏『漢語日暦』

漢語日暦 (岩波新書)

漢語日暦 (岩波新書)

ネタ本として。
季節と動植物に関する言葉が多く紹介されているが、北海道の気候・風土に照らし合わせるとやはりしっくり来ない。元来は本州の人間だがもともと風流を解さない上、こうもこちらでの暮らしが長いと、その辺の感覚がずれてきていると感じる。

久保亨『社会主義への挑戦 1945-1971〈シリーズ 中国近現代史 4〉』(岩波新書)

社会主義への挑戦 1945-1971〈シリーズ 中国近現代史 4〉 (岩波新書)

社会主義への挑戦 1945-1971〈シリーズ 中国近現代史 4〉 (岩波新書)

終戦後から国共内戦の時期、49年の新中国建国から、米中国交が回復し文化大革命が終熄へ向かいつつあった71年までを、外交関係を交えながらまとめた一冊。
大躍進や文革の具体的描写は他書に譲るとして、中国共産党内の対立・混乱がよく整理されていると思いました。

力の使い方

いま、家で仕事していたらゆうパックが届きました。中国書輸入業者の東京事務所からです。
業者から発送を知らせるメールが来たのが地震の日(11日)の20時50分。「こんな時に発送するなよ」とも思いましたが、日本郵便の追跡サービスを見ると、翌早朝4時40分に新東京支店を通過、札幌北支店に着いたのが今日(14日)の未明、午前中は不在だったため持ち帰り、さっき配達完了。東京-札幌間でいつもより若干時間がかかっているものの、平時とほとんど変わりない流れで届きました。11日の夜は関東でも大混乱が生じていたはずです。輸入業者と日本郵便のプロフェッショナルな働きに敬意を表します。

今回のことで、日頃当たり前に行っていたことは、実に多くの人が関わることで成立しているんだな、と改めて実感しています。だとするならば、被災地に直接手を差し伸べられなくても、ここで起こすアクションがどこかで被災地につながることだってあるはず。
普段どおりの仕事・生活をして、被災地以外の社会を滞りなく動かすことにだって意味はある。北海道でも早晩物資の不足などが生じるのは間違いありません。節約、不要不急の行動の自粛など、できることからやっていこうと思います。

みんながつながって世界は動いている。みんなに世界を動かす力がある。YNWA