アジアカップ2011・Final/AUS0-1JPN

試合展開は韓国戦ほど派手ではありませんでしたが、同じくらい厳しい試合をなんとかモノにしました。
ポイントの一つは後半の布陣変更、藤本に代えて岩政を投入した場面だと思います。最初は3バック(5バック)にするのかと思いましたが、今野を左SBに出して長友のポジションを一つ前にする形になりました。その前にいったん代えかけて止めてますが、どうやら今野をアンカーに出すというのが最初のプランだったみたいです。ロングボールを入れられたあとのセカンドボールを拾わせるという狙いだと思うのですが、実際には前述のような形になったことでウィルクシャーのサイドを長友が押し込むことでロングボールそのものが出なくなりました。期待以上の結果が出たということで、この交代はうまくはまったと思います。
ただ、韓国戦はこちらが支配しながら追いつかれたというゲームだったのに対して、オーストラリアにプラン通りに進められていたことも事実です。川島が当たっていなければ90分で終わっていたでしょう。結果は優勝ですが、初戦で劣勢を引き分けたことで勢いが出たという幸運も手伝っての優勝だと思います。まだまだ成熟していないし、本来キャンプでコンディションを上げていかねばならないこの時期の苛酷な試合が国内組に与える影響も心配です。怪我に気をつけて、まずは所属チームに帰って無事にシーズンを迎え&終えてほしいですね。