アジアカップ2011・Quarterfinal/JPN3-2QAT

またしても厳しい試合をものにしました。数的不利からの逆転というのは代表史上初だそうです。
ただ、内容は褒められたものではありません。自ら試合を苦しくしてしまったという感じです。失点はいずれもミスから。一点目は手前側で伊野波が余っているし、二点目につながるFKは吉田自身のとんでもないミスパスから。FKも壁の作り方がなっていないし、川島もニアサイドを抜かれていてはダメでしょう。攻撃についても、二点挙げた香川ですが、ドリブルで突っかけては取られるという場面が多く、リズムは悪いままです。
ただ、あのジャッジのなか、よくぞ精神的に切れずに持ちこたえた。劇的な勝ち方をすることで勢いに乗る、というのはトーナメントを勝ち上がるために重要な要素ですが、この試合がそれになる可能性はあると思います。
次の相手はこのあとの試合で決まります。はっきり言ってどちらが来ても相手の方が力は上。今大会はじめてゲームを支配できない展開になるはず。そういう試合を経験できるという意味で、次に進めたのは非常に大きいと思います。