榎本渉『僧侶と海商たちの東シナ海』

選書日本中世史 4 僧侶と海商たちの東シナ海 (講談社選書メチエ)

選書日本中世史 4 僧侶と海商たちの東シナ海 (講談社選書メチエ)

遣唐使「途絶」以降、明による海禁までの日中交流を、僧侶と彼らの渡航を助けた海商の活動を中心に扱う。右翼も反日も喧しいこの時期に出たってのは何というか……。マルチタレントとしての僧侶の活動にもう少し触れていれば、というのは要求が多すぎか。