2010J2第33節・札幌1-0千葉

合い口の良さか、モチベーションと出足の速さで圧倒されていたにもかかわらず勝ってしまいました。
【失点せずに耐えた守備陣】
立ち上がりから、ルーズボールの競り合いとファーストディフェンダーのアプローチで完全に後手に回った札幌。そんなに距離を走った感じはしなかったのに前半途中でかなり消耗していたのは千葉の激しさのせいだったと思います。それでも千葉がフィニッシュに丁寧さを欠くため、札幌も徐々に慣れ始め、終盤は持ち直したかな、と。
後半開始早々、今度は札幌の出足が良くなり、前半よりさらにオープンな展開に。こうなると札幌に得点の可能性が出てくると同時に、それ以上に千葉に決定機が増えて来ます。しかし高原を中心に最後の局面で良く体を張っていたことが大きかったですね。
【見事な働きを見せたベンチ】
アシストの砂川もさることながら、宮澤の働きを高く評価したい。フィットネスの面で物足りなさを感じさせたこれまでとは打って変わって、交代で入ると前線から献身的に追い始め、自分が取られたボールもしっかり取り返しに行くなど、守備面での貢献度が高かったように思います。昨日は雰囲気が違った。こういうのを待ってたんだよ!

ただ、いつも昨日のような形ではまるわけがない。前半の展開はいつもの「入りの悪さ」が抜けていないことによるものだし、三上を含めた左サイドのディフェンスはあまり機能していなかった。改善点は多い。次からアウェイ二連戦。ここでどういう試合を見せるか。