「白い恋人」 賞味期限、甘い設定 繁盛期は6カ月(asahi.com)

 北海道の観光土産「白い恋人」に賞味期限の改ざんが見つかった問題で、製造・販売する石屋製菓(札幌市)が社内で「4カ月」と決めていた賞味期限を、自己都合で最大「6カ月」まで延長していた実態が明らかになった。賞味期限の延長は、いったん消費者に示した期限を書き換える改ざんとは異なり、直ちに違法行為ではないが、立ち入り検査をした札幌市保健所は「6カ月の根拠は科学的に不十分だ」と指摘する。

 通常は4カ月。繁盛期や在庫が膨らんだ場合は5〜6カ月??。製造元の石屋製菓ではこの10年間、「白い恋人」の包装に印字する賞味期限が、都合によって延長されてきた。こうした作業が、石水勲社長の了承のもとで日常的に行われていたことが、社長自らの会見で明らかになった。

 会見によると、賞味期限の延長は、96年に包装パッケージを一新してからずっと続けていたという。石水社長は16日の記者会見で、「消費者は新しいものを求めるから」と話した。

 これに対し、札幌市保健所は「賞味期限は、消費者に(食物を)安全に提供できる根拠」とし、期限が統一されていないことは消費者にとって「わかりにくい」と指摘。最大6カ月に延長していることについては「科学的根拠として不十分だ」との見解を示した。

やっぱりあとから出てきてしまったか。
ただ、10年前からの賞味期限延長は、いったん付けた賞味期限を付け替えたというものではない。JAS法に対する明確な違反ではないことは言っておきたいね。だからと言って道義的に許されるのか、というのとは別として。
それにしても、だ。
小出しにせずに最初に全部出しておいた方が良かったのに、という思いはやっぱり残るね。今朝のテレビも軒並み「石水開き直り会見」といった論調だった。もうないだろうなほかには。