そんな「線」は見えない−Nスペ「新シルクロード」
NHKスペシャル「新シルクロード 激動の大地をゆく」第4集、見ました。6月は二回あったのか。危うく見逃すところだった。
今回は「祖国」を求める様々な人々を描いた内容。「人」そのものに焦点を当てる作りに「もしや」と思ってみていたら、やはり今回のディレクターは国分拓氏。第1シリーズ「中国編」で出色の出来映えだった「カシュガル」の回のディレクターさんでしたよ*1。
「国境」というものを実感することのない日本にいるとこの辺の感覚はなかなか肌で感じることはできないのですが、おそらく故郷を離れて流浪せざるを得ない、なんて人生はなにも近代でなくても昔からごまんとあったんではないか、とか思ったり、「国境」なんて面倒な線があるからかえって自由が失われているのかな、と思ったり、ね。ま、そうしたことを考えずに暮らせる当たり前を幸せなことと思って、明日も頑張りますか。[rakuten:book:12054710:detail]
