『You'll Never Walk Alone』

You’ll Never Walk Alone

You’ll Never Walk Alone

いわゆる「ユルネバ」。リバプールのホームスタジアム・アンフィールドなどで歌われるフットボール・アンセム
備忘録的にこの曲がスタジアムで歌われるようになった経緯を書いておくと、もともとはミュージカル『回転木馬(Carousel)』(1945)のために書き下ろされた曲を、リバプール生まれの「マージービート」隆盛期の1963年にGerry&The Pacemakersがカバー。今の日本でもそうですが、スタジアムでは当時のヒットチューンが流れることがあり、これを聞いたリバプールサポーターが歌い始めた、ということのようです。
有名なところではリバプールスコットランドセルティック、オランダのフェイエノールトに加え、日本のFC東京のサポーターも歌っています。


あんまり真面目に歌詞の意味を考えたことがなかったのですが、これまでは漠然と「一緒に歩いていこう」みたいなことが歌われているんだな、と思っていました。しかしよくよく読むとそうではなくて、「自分の力で歩け」と鼓舞しているんですね。ベッタリくっついて歩くんではなくて。何だか元のミュージカルも「自分の人生を歩いていけ」というメッセージが込められたものみたいですし。
なんにせよ、心にしみる一曲。ちなみにこのアルバムにはいくつかのバージョンが収録されていますが、最初と最後のRemixはあんまり好みではありません。