本館アップ情報・2007-01-15

金子達仁・戸塚啓・木崎伸也『敗因と』ブックレビュー、アップしました。

敗因と

敗因と

ノンフィクションとしての出来について言うと、金子さんの手になる第4章がほかの章と不整合を起こしている感じがします。
ヒディンクのインタビューをもとにしたこの章は、あくまで「ヒディンクその人及び彼にインタビューしたという体験」を語ったものであり、日本代表の真相に迫る上で果たして本当に必要だったのか、と思います。
そこを除けば、本としての出来はまずまずではないでしょうか。ただ、この手のゴシップを嫌う人からすれば「くだらない」の一言で片付けられそうですが。