日高敏隆『人間はどこまで動物か』

人間はどこまで動物か (新潮文庫)

人間はどこまで動物か (新潮文庫)

ホタルが光り、蝉が鳴き、蚊柱が立つのはなぜ?−すべて、より効率的に配偶者と出会おうとする、彼らの合理的で賢い戦略なのです。生き物は皆、生き延びて子孫を残すというのが人生の大目標。動物行動学の第一人者が、一見不思議に見える自然界の営みを、ユーモアたっぷりに解き明かします。私たち人間も、しっかり自然を見据えれば、本当の生き方が見えてくるかもしれません。

昆虫を中心に様々な生き物の行動の秘密を紹介し、自然の不思議さを綴ったエッセイ集。昔は実家の近くの空き地や川で目にしたけれどここ何年も目にしていない、そんな生き物がたくさん出てきて、何だか懐かしい感じがします。