げらげらニュース2件

  北京市西城区にある北京動物園を19日に訪れた男がパンダの檻に入り込み、格闘になった。男とパンダが互いにかみ合うなど激しい格闘だったという。北京晨報などが伝えた。

  パンダの檻に侵入したのは河南省・鄲城県出身の35歳の男で、19日午前に北京に到着。食堂でビール4杯を飲んだあと、ふらふらの状態で北京動物園にやってきた。

  パンダの檻の前にきた男は衣服を脱ぎ、高さ2メートルの柵を乗り越えて檻内に侵入した。パンダの「古古」は驚いて目を覚まし、男の右足をかんだ。男も反撃し、「古古」を蹴った上で背中にかみ付いた。

  他の参観客が争いに気づき、飼育員に通報。飼育員は水をかけて「古古」の気を静めた。男は近くの病院に入院したが、パンダは無事だという。中国メディアは「人間対パンダのバトルになった」(19日付の北京晨報)「激しい格闘だった」(21日付のチャイナデイリー)と伝えている。

  男は「突然、パンダを触りたい気持ちになった。まさかパンダが人間にかみ付くとは思いもしなかった」「パンダの皮は非常に厚い」と話している。

  北京動物園の園長は「掲示板に書かれた『危険ですので柵を乗り越えないで下さい』との警告を男が無視した」「『古古』を罰することは考えていない」とコメントしている。

西安世界遺産兵馬俑坑で16日午後2時頃、自前の兵馬俑の服を着たドイツ人男性観光客が1号坑内に入り込んだ。幸いにも文化財に被害はなかった。「華商報」が伝えた。秦始皇陵兵馬俑博物館がオープンして27年、観光客が坑内に入り込んだのは初めて。

男性は1週間かけて兵馬俑の服を作り、杭州から西安を訪れた。服を着替えて、監視員の目を盗み、柵を乗り越えて坑内に侵入したという。近くの兵馬俑をまねて立ち、職員や通訳が説得しても、動こうともせず声も発しなかった。最終的に保安員によって坑外に連れ出された。

男性の名はパブロ(26歳)。ドイツ・シュトゥットガルトからの留学生で、現在杭州の某学院で芸術を専攻している。彼は自分の行動を反省しており「坑内に入ったのは、あくまでも兵馬俑が好きだという思いからであり、決して危害を加えるつもりはなかったことを信じてほしい」と釈明した。文化財に被害がなかったこともあり、現地警察と博物館から厳重注意を受けた後、杭州に帰された。