サッカー:トルシエ氏の監督就任、中国共産党が拒否か(サーチナ・中国情報局)

  北京五輪に出場する中国のサッカー代表チームの監督に就任する可能性が取りざたされている元日本代表監督のトルシエ氏について、北京娯楽信報は「上級部門が就任に反対している」と中国共産党側が難色を示していることを伝えた。

  21歳以下(U21)の選手からなるサッカー中国チームが7日に行われた試合で日本に敗れたことから、中国メディアはトルシエ氏が監督に就任するとの予想を盛んに伝えている。

  北京晨報は「日本戦での敗北に激怒した中国サッカー協会の謝亜龍・副主席がU21の選手の宿舎となっているホテルに乗り込んで、雷を落とした」「新しい監督が1週間以内に就任する見込みだ」と報じた。

  これに対して北京娯楽信報は、中国サッカー協会の関係者が「上級部門が(トルシエ氏の)就任に反対しているので、監督人事は迷走している」「人選は振り出しに戻った」と述べたと報じている。(編集担当:菅原大輔)