Match63

Match for third place
ドイツ3−1ポルトガル

【寸評】
ドイツが今大会のトレンドとなったミドルシュートポルトガルを沈めた。前半は立ち上がりこそドイツの早いプレッシャーが効いていたものの、徐々にポルトガルが中盤のコンビネーションでボールをキープしはじめる。ドイツの守備は中央の意識が強く、サイドをフリーにする場面が多かったが、パウレタの決定機をカーンがセーブするなど踏ん張った。攻撃ではセットプレーとミドルシュートからの得点を狙ったが、これが後半、功を奏する。56分、シュバインシュタイガーのミドルで先制すると、直後に左サイドからのFKがオウンゴールを誘発。これでゲームの行方が決まってしまった。シュバインシュタイガーは78分にも豪快ミドル。これまで出場が少なく、フィジカル的にもいい状態だったため、ポルトガルは彼の突破を防ぎきれなかった。終了間際、フィーゴの見事なクロスからヌーノ・ゴメスがヘッドで1点返すもそこまで。一度火がつくと一気に試合を決めにかかるという今大会のドイツの特徴が顕著に現れた試合だった。