気が早い決勝戦プレビュー

イタリアとフランスの対戦になりました。ファンとしてはたまらない対戦、地味な展開になりそうなこの組み合わせはフジテレビとしては別な意味で「たまらない」対戦になることでしょう。
両チームの側から見た展望を。まずイタリアです。やはり守備から考えてくるでしょう。ジダンには特に誰を付けるということはなくガットゥーゾピルロともう一人の中盤が受け渡しをしながら見ることになるでしょう。一人を貼り付けるとバランスが崩れてしまい、ここ数試合好調の要因となっているビエイラの攻撃参加を防げない危険があります。「もう一人の中盤」にペッロッタを使うのか出場停止が明けるデ・ロッシを使うのか。流れを大事にしてペッロッタでしょう。攻撃については、ピルロトッティで早めにビエイラ・マケレレの所を突破したいところです。
一方フランス。相手が1トップなのでCBの二人は守りやすいのではないでしょうか。サニョルが好調を維持しているイタリアの右SBザンブロッタに引っ張られないようにプレーしたいところです。攻撃は、ビエイラと、ここに来ていい仕事をしているリベリージダンをどこまで助けられるかがカギを握るでしょう。アンリ一人で突破するような形にはならないと思うので、どれだけ決定機を作ってあげられるか、中盤の働きが求められます。
1点勝負。交代の駒が豊富なイタリアが終盤に試合を動かしにかかった時にフランスが耐えられるか。皆さん、延長覚悟で。