Match57・58

Quarterfinal
ドイツ1−1アルゼンチン(PK4−2)

【寸評】
お互いが持ち味を出した試合。奪ってからの縦へ速い攻めを見せるドイツと、中盤でつなぎボールを支配するアルゼンチン。前半、中盤での早いつぶしとねばり強いディフェンスでドイツの勢いを封じたアルゼンチンが、後半開始早々CKから先制。ドイツは失点後の時間帯をしっかり守ってから攻勢に出た。アルゼンチンはGKが負傷で交代。加えてリケルメを下げたのが裏目に出たか。ドイツの同点ゴールは今大会何度も見せているエリア内での絶妙なコンビネーションから。その後も一進一退の攻防を続け、最後はドイツがPK戦を制した。同点ゴールの前、ドイツDFのミスから決められなかったのがアルゼンチンにとっては痛かった。


Quarterfinal
イタリア3−0ウクライナ

【寸評】
イタリアが完璧な試合運び。序盤、両チームがスピーディーなパス回しでチャンスをうかがう。4分間ファウルなし、切れたのはスローイン一回というクリーンな立ち上がりだった。が、ウクライナのDFラインが若干深く、5分にザンブロッタの侵入を許し失点。その後、中盤との間のスペースをイタリアの選手に使われはじめ、ボールを支配された。この試合でも負傷による選手交代があり、ウクライナは苦しい試合を強いられた。後半、攻勢に出たものの10分過ぎの決定機を逃すと直後にCKから2点目。ショートコーナーに完全に集中を欠いた。イタリアはこの日好調のザンブロッタの突破からトニが3点目。DF陣も体を張って失点を防いだ。