「世界七帝国の一つ」欧米列強、徳川政権下の日本を認識(asahi.com)

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200806030124.html

欧米側の対日本認識という点では、このことに言及している欧米の史料がもう少し出てこないと何とも言えなさそうですが、

 「日本が中国と並ぶ世界の帝国の一つという考え方は、ロシアから帰国した大黒屋光太夫石巻の若宮丸漂流民などによって伝えられ、19世紀には知識人の間にかなり広がっていた。漂流民がもたらした異国情報が、当時の人々の日本という国に対する自己認識の形成に大きな影響を与えた可能性もあるのでは」(平川氏・引用者註)

という指摘にあるように、江戸後期から明治に至る時期の自己認識形成との関係が具体的にわかれば面白そうです。それでもボクは、明治日本の自己認識形成には江戸儒学という内在的要因の方が決定的な役割を果たした、と思っていますが。