中国産冷凍餃子食中毒問題関連記事その4

 密封された包装の内側が「メタミドホス」で汚染されていた。中国・天洋食品製の冷凍ギョーザによる中毒事件で、兵庫県警が7日、発表した鑑定結果は、包装材の製造からギョーザの袋詰め段階までの中国国内で、農薬成分が付着・混入した疑いを色濃く示す「新証拠」だった。残る「謎」の解明に向け、警察当局は分析を急いでいる。

(中略)

 国立医薬品食品衛生研究所毒性部は「においが移りやすい冷凍庫で保管される冷凍食品の包装は、においを通さないことが重要で、多層のラミネート構造になっている。農薬と比較にならないほど、分子が小さいにおい成分すら通さないのに、メタミドホスが浸透するとは通常は考えられない」という。