中国の男性、息子から鳥インフルエンザに感染した可能性

中国の男性、息子から鳥インフルエンザに感染した可能性(ロイター)
 中国の江蘇省に住む男性が、先月に鳥インフルエンザ感染で死亡した息子からウイルスに感染した可能性があることが分かった。

 ただ、ウイルスが人から人へ容易に感染するタイプに変異した証拠は今のところないという。当局者が10日に明らかにした。

 父親は、息子(24)が高病原性のH5N1型ウイルスに感染し死亡した数日後、同じウイルスに感染していると診断された。同ウイルスの感染経路はこれまで鳥からがほとんどだったため、今回のケースは保健当局者らの注目を集めている。

 専門家らは、ウイルスが人から人へ容易に感染する型に変異した可能性を懸念している。

 中国衛生省のスポークスマンは、政府系のウェブサイト(www.china.com.cn)で配信された記者会見で「密接な接触によって感染したという初期判断であり、人から人への感染を生物学的に特徴付けるものはない」と説明。父親は既に回復したと述べた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29703220080110

別の報道によると南京みたいです。3月に行く予定があるので気になります。「行けない」はともかく、滞在中に流行して「行ったっきり帰ってこられない」ってのだけはカンベン。ま、そんなことにはならないと思いますが。

一応、他の報道もスクラップ。

南京に住む父子の鳥インフル、人から人への感染を確認(YOMIURI ONLINE

 【北京=牧野田亨】中国衛生省報道官は10日の記者会見で、江蘇省南京市の父子が昨年相次いで鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染した事案について、「(家庭での)密接な接触によって感染した」と発表、人から人への感染だったと結論付けたことを明らかにした。
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 中国で人から人への鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されたのは初めて。

 一方、同報道官は、人の間で流行するようなウイルス変異については、「発生していない」と否定した。父子が、病死した家禽(かきん)類と接触した形跡はなく、感染ルートは分かっていない。

 父子は、息子が昨年11月に発症し、死亡した。その後、父親も発症、治療を受けた。

鳥インフル、中国で初めて「人から人に感染」(MSN産経ニュース

 中国衛生省は10日の記者会見で、江蘇省南京市の父子が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染した問題について「家庭内での密接な接触によって感染した」と発表、先に発症して死亡した息子から父親に感染したことを明らかにした。中国で人から人への感染が確認されたのは初めて。

 一方で、人から人に感染しやすい新型インフルエンザへのウイルスの遺伝子の変異についてはあらためて否定した。この父子は、病死した家禽(かきん)類との接触はなく、息子の感染ルートについては判明していない。

 衛生省報道官は、父子と接触のあった約80人には異常が見つかっていないことなどから「今回の事態は既にコントロールしている」と強調。さらに冬から春にかけて鳥インフルエンザが多発するとして、予防対策を徹底する考えを示した。

 日本の厚生労働省は既に先月、南京市に滞在歴のある中国からの入国者に対し、検査を行うなどの検疫体制強化を決めている。

 国連などによると昨年11月時点で、2003年以降、12カ国の300人以上が感染し、約200人が死亡。インドネシアで人から人への感染が確認された例がある。

まとめておくと、

  1. 人から人へ感染したことは間違いない
  2. 先に感染した息子の感染ルートは不明
  3. 彼らから感染した者は見つかっていない
  4. ウイルスの変異については中国当局は否定

ってことですか。