オドネル死去、サポーターの追悼が続く(スポーツナビ)

 マザーウェルの本拠地ファー・パークには、フィル・オドネルを追悼するサポーターの訪問が続いている。マザーウェルのキャプテンだったオドネルが土曜日に心臓発作で死去したことは、英国のサッカー界に大きなショックを与えた。オドネルは1992年と94年の二度スコットランド・プレミアリーグの最優秀選手に選ばれ、セルティックで(パオロ・ディ・カーニオらとともに)プレーしたこともあった。スコットランド代表としても1キャップを記録している。

 特に深い悲しみに包まれているのは、マザーウェルの元監督のテリー・ブッチャー、エバートンでプレーした元スコットランド代表でマザーウェル役員のパット・ネビン、U−21スコットランド代表でオドネルを指導したクレイグ・ブラウンら。「スコットランドで、と言うよりおそらく英国全体で、彼は最も素晴らしいチームリーダー的な選手の1人だった。スティーブン・ジェラードに似たタイプの選手で、セルティックでプレーした経験があるのもうなずける」とブラウン。

 享年35歳のオドネルはベルシルで生まれ、1990年にマザーウェルでデビュー。その4年後にセルティックに移った。99年にはイングランドへの“ステップアップ”に挑戦し、シェフィールド・ウェンズデーへと移籍。2004年にマザーウェルに戻り、キャプテンを務めることになった。スコットランドイングランドでリーグ戦通算298試合に出場し、39ゴールを記録した。