甲子園球場:改修工事公開…銃弾の跡など“掘り出し物”も(毎日新聞)

甲子園球場:改修工事公開…銃弾の跡など“掘り出し物”も

 今月から改修工事に入っている阪神甲子園球場が25日、報道陣に公開された。今シーズンオフの第1期工事では内野席部分の改修が行われており、安全のため報道陣は外野席からの見学。既にバックネットやフェンス、ダッグアウト、観客席の椅子が撤去済み。来シーズンオフに架け替える銀傘にも建材をクレーンで搬入するため数カ所に穴が空けられ、スタンド出入口の工事も進んでいる。

 阪神電鉄の担当者によると、球場内から思わぬ“掘り出し物”も。関係者入口の鉄扉に第2次大戦時のものとみられる銃弾の跡があったり、91年のシーズンまで設置されていたラッキーゾーンのフェンスが倉庫から出てきたり。歴史を思わせる品々が、関係者を驚かせているという。

 第1期工事は来年3月まで続けられ、第80回記念選抜高校野球大会で内野席部分が改装された新しい甲子園がお披露目される。球場本体の改修は09年春、外周整備は10年春に終了する。