漢字どう書く?辞書より携帯 20代8割 国語世論調査(asahi.com)

 漢字が書けない時は携帯電話の漢字変換機能で調べる人が多く、特に若い世代では辞書より使われていることが、文化庁が7日に発表した06年度の「国語に関する世論調査」でわかった。

 調査は国語施策の参考にするため95年度から実施している。情報化時代における漢字使用の意識を中心に、2〜3月に16歳以上の1943人に面接した。

 漢字が書けない時に調べる手段は「本の形の辞書」(60.6%、複数回答可)の次に「携帯電話の漢字変換」(35.3%)が多かった。以下「ワープロ・パソコンの漢字変換」(21.3%)、「電子辞書」(19.4%)、「インターネット上の辞書」(10.1%)の順。携帯と答えたのは男性(28.9%)より女性(40.8%)が多い。年代別に見ると30代以下では携帯で調べる人が最も多く、20代は79.3%に達した。

 文化庁国語課は「携帯が電子辞書を上回ったのは予想外だ。携帯が多様な生活ツールになった現代を象徴する現象であり、漢字政策にもかかわってくる」と話している。

以前、「家に漢和辞典無い人?」と訊いた時にバラバラと手が上がり、紙の辞書離れが相当進んでいるなぁ、と思ったものでしたが、電子辞書より携帯が多いとは予想外でした。確かに普段目にしないような漢字が一発で出るからね。実際「訊く」なんて手書きでは使わねーし。
紙の辞書をパラパラめくっていると意外な発見をすることがあり、そういう知識の積み重ねが結構モノを言ったりするんだけどね。普段からしっかり辞書を引いて意味を取ってくれないと、こっちとしてもどこから説明して良いか困っちゃうよ。