トルコのバス事故

 アンカラの在トルコ日本大使館に入った情報によると、17日午後7時(日本時間18日午前1時)すぎ、トルコ中部コンヤ近郊の道路で、日本人観光客24人を乗せた観光バスが横転した。観光客のうち女性1人が死亡、23人がけが。うち2人は重体という。また、日本人添乗員1人とトルコ人のガイド、運転手も負傷した。負傷者はコンヤ市内の4カ所の病院に搬送された。同大使館が現地病院で確認を急いでいる。

 トルコのテレビでは、横転し、窓ガラスなどが割れたバスが映し出された。大使館に入った情報では、ツアーは大手旅行会社エイチ・アイ・エス社(東京)が主催し、世界遺産のあるパムッカレから古都コンヤに向かっていたという。

 外務省海外邦人安全課によると、事故当時は雨が降っており、バスがスリップして横転、道路の中央分離帯を越えて対向車線の路肩に衝突したという。

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 旅行会社エイチ・アイ・エスによると、乗客は観光ツアーに参加した一行で、神奈川から11人、千葉6人、東京3人、山梨2人、茨城と三重がそれぞれ1人の計24人。内訳は20〜60代の女性19人と男性5人で、このほか日本人女性添乗員1人と現地ガイド、運転手の計27人が乗っていた。

 死亡したのは東京の30代女性で、東京の20代女性と山梨の30代女性が意識不明の重体。茨城の30代男性と神奈川の30代男性、千葉の30代女性が指を切断したり、腕を骨折したりするなど重傷という。

 「お得にトルコ周遊9日間」というツアーで、費用は11万9800円。トルコの四つの世界遺産を7泊9日で巡る予定だった。14日午前、成田空港を出発し、イスタンブールやトロイを観光。事故が起きた現地時間の17日は世界遺産のパムッカレを観光し、同日午後、バスでコンヤに向かっていた。一行は22日に帰国予定だった。

 外務省は18日午前4時半、谷崎泰明領事局長をトップにした緊急連絡室を設置。現地の大使館職員が事故現場や病院に向かうなど情報収集を始めた。現地大使館からは、事故から約4時間後に、大使館の医務官や職員ら5人が車で現地に向かった。

10年ぐらい前にトルコに行ったことがあって、その時もこのようなバスによるツアー旅行でした。確かに日本人の感覚からすると「ずいぶん飛ばすな」というスピードでしたが、あちらの道路はそれなりに広く、外国人が乗るということでバスもかなり立派なものでした。今回は雨が一因ということですが…。
自分も行った土地での出来事ということでスクラップ。