本館アップ情報・2006-07-29

J2第31節・札幌1−5湘南レビュー、アップしました。情けないの一言。
湘南は前節の大敗から上手くチームを立て直してきました。何より全員が手を抜かず走って、競って、ボールを奪うんだという気迫に溢れていました。石原のゴール前に飛び込むタイミングの取り方はなかなかでした。
本館では吐き捨て気味に書いたのですが、「ボールを奪う」ということに関して、札幌は何か大きな勘違いをしているようでなりません。サッカーは野球やアメフトと異なり、攻撃と守備が截然と分かたれているわけではありません。守備は守備、攻撃は攻撃という考えは、リードしていて逃げ切るとか、引き分けで構わないなどと行った限られた条件下においてしか成り立ちません。何もせずにマイボールからプレーを始められるのはキックオフの時だけ。攻撃するためには守備をしてボールを奪わなければならないのです。
翻って、今季の札幌は攻撃的なサッカーを標榜しています。サポの間でも「少々の失点は目をつぶって…」という考え方が主流のように思えます。もちろんしっかりポゼッションをして、パスとフリーランニングで崩す今のスタイルは魅力的です。しかしそれとてボールを奪えなければはじまりません。あれだけルーズな守備をしていれば今日のような結果になるのは必定。
守備のために守備をするのではない。良い攻撃のために守備をする。ここのところをもう一度考え直してもらいたい。