守備は受け身の作業じゃない

本館に書くほどのことでもないのでこっちに書いておこう。
昨日の引き分けがどれだけショックだったかは、誤って「負けた」と書いているところにも表れているわけですが、選手ももちろんショックを受けているハズ。昨日、本館のエントリーにコメント付けながら考えていたことですが、札幌の選手は守備に対する認識が根本のところで間違っているんじゃないか、と。「1点を守って逃げきる」という局面においてことごとく失敗しているのは、その認識の間違いが顕著に表れた例なんじゃないかなあ。柏戦、一見するとはね返していただけに見えたあの試合、実は「逃げ切り」において必要な二つのことがきちんと出来ていたと思うんですよ。

  1. どこにパスを出させ、クロスを上げさせるかに気をつけたプレッシャーのかけ方が出来ていた。だから取りどころ・はね返しどころが明確だった。
  2. 数少ないマイボールをつないでキープの時間を増やしていた。確かコーナー付近でボールキープをする時間が2、3分あったハズ。

ここには何も逃げ切り局面に限らない、守備に欠かせない要素があるように思えます。つまり…

  1. 闇雲にボールを負うのではなく、「網にかける」ことを心掛ける
  2. マイボールを確実につなぐ

2.は普通の局面では出来ているのだから、あとは良い取り方をすること。良い取り方は良い攻撃につながる。柳下がハーフタイムに繰り返す「セカンドボール」も含めて「攻撃のための守備」を念頭に置いて、もう一度立て直して欲しいと思います。

…やっぱ本館向けだったな、コレ。